大きいパン

よるはこれから

日常が戻ってきた話

今年の上半期はマジで多忙で、少人数部隊なのに同僚の休職、退職が複数発生し、完全に割を食う形で仕事をしていた。ちょっとアレなくらい仕事したりもしたんだけど、不思議なもので、その渦中にいた時は勢いでやれていた。やらなきゃいけないという気持ちもあって、今思えば相当自分を追い込んでいたように思う。

6月、複数あった大ボリュームの時限付きの仕事が一気に片付く。

プライベートでは、本当に余裕が無くて、最低限すべき週例のpodcast収録、編集以外ほとんど何もやっていなかったように思う。だから、今年上半期の記憶はほとんどが仕事で、一体何をやっていたんだ俺はという気分である。半年前からワープしてきているような。

そんなこんな、7月、8月、気の抜けた風船のような仕事っぷりでずっと過ごしてきた。燃え尽きっぽくて、何をやっても集中できない。日中、仕事中、いつも眠い。半分寝ながら頭をつかわない仕事ばかりを優先してやっていた。半年間で多くの不満を感じていたはずなのだが、その渦中にいるときはそれは視界の隅においやられていた。それが7月8月に押し寄せてきた。具体的には書かないけど、人の面とか組織の面とか、かなり多くの不平不満があって、仕事に関するいろんなことがどうでもよくなっていた。

多分上司も自分の異変には気づいていて、明らかにパフォーマンスが落ちたのにも注意等は無く、だらだらとぼーっとした日常を過ごしていた。上半期あれだけ人よりも頑張ったのだから、注意される筋合いはないし、注意されたら同僚のように数ヵ月休めばいいと半ば自棄気味に考えていた。

以前も仕事を頑張った後は今回ほどではないにしろこのような症状があって、多分これは数ヵ月単位で時間が経たないと日常が戻ってこないだろうなという漠然とした気持ちはあった。

 

8月31日頃、仕事が忙しくなくなり二か月経ち、夜、車に乗るために車庫までの家の敷地内を歩いている時、ふと、視界が開けた感じがした。何かに追われていたような、胸の下から何かが常に押してくるような圧迫感がスッとなくなって、「あぁ、普段ってこんな感じだったな」と思えた。以前の自分はやたらふわふわしていて余裕が無かったことを改めて感じることができた。

 

それからはなんとなく時間を自分のペースで使えているような気がしている。昨日9/1(土)、今日9/2(日)とオフだが、いつもはよくわからないまま夜になって、終わっていた休日がやたら長く、きちんと過ごせていると感じる。多分、以前は適当なネットサーフィンで時間を浪費していたことに気づかなかったんだろうな、という感じ。

もちろん、それが駄目だったというわけではなく、それも多分自分を癒す手段であって、今の日常に戻るために必要なステップの一つだったんだろうなと今では思う。

 

そんなこんなで仕事で何もできなかった期間が半年、日常に戻るまでに要した時間が二か月で、俺の一年はここからはじまる!!!という感じです。

 

みなさん今年もよろしくお願いいたします。